時間を相対的に認識する
ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
月日は百代の過客にして、行き交う年もまた旅人なり。
時間を区画して相対的に認識している。
100メートル競走のストップウォッチは相対的に0から時間を測る。
年齢は0歳から始まり、終わりまでの道程の進行具合を示している。
このような相対的な時間認識は
何回も繰り返す「秩序の変化」を認識するのに便利だ。
一年生になると翌年は2年生だ
入社すると翌年は2年目だ
結婚すると翌年から結婚記念日の数を数えだす
たくさんの人が生まれ
同じような過程を繰り返す
朝日が昇ると起きる
おなかがすくと食べる
夜、眠くなり寝る
春になるとお花見をして
秋になると月見をする
ひとりの人が
同じような過程を繰り返す
様々な秩序が周期をもって変化を奏でている
繰り返す主体が増えること
繰り返す主体が連綿と続いてゆくこと
このような秩序の反復が進化の前提となっている