ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

迷うという事


花が咲いていると
花を見て
それ以外のものを
おろそかにしてしまう


そんな認識の世界があるので
そこから生まれくる
言葉の世界も
花しかなくなってしまい
花の周りにあるものは消えうせる


このようにして
言葉と現実に齟齬が生まれる


記憶の世界も同じように齟齬がある


齟齬の世界を現実に還元しようとするのだから
現実はただ現実で居られずに
険しいものにさせられる


現実は被害者だ
齟齬の世界にいじられる被害者だ


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メモ


言葉の世界があり
記憶の世界がある


記憶は自分の世界であるが
言葉には他人の世界が入り込んでいる


同じ時期同じ場所の記憶を語り合うと
記憶の世界と言葉の世界が混じりある


記憶していなかったことを
思い出させてくれることが多々ある


記憶とは異なることを聞くこともある


他者の言葉が間違っているのか
私の記憶が間違っているのか
どちらかでないと矛盾することもある


どちらが間違いなのかを
どのように決するのか?


その時空の現実がもう存在しないという現実が
迷宮をもたらすことになる


私は
記憶の世界を持ち
言葉の世界を持ち
迷いながら困惑しているようだ


記憶も
言葉もなければ
迷うこともなかろうが
うまく前にも進めない


だから
迷いながら
現実をいじくりまわして
思うようにならないと
現実に向かって
文句やため息を吐いてみる

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