ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

野蛮に至る病


戦争は悲惨だ
そんなことはわかっている
つもりでいる


明日死ぬかもしれない


どんな気持ちだろう


その時倫理を保てるだろうか?



ありえないことが
ありえるにかわる



人間の野蛮な力を封じる権力が
それを開放してしまう


国が自らの機能を放棄した
ある種 死に体 の状態が戦争だ



争いを避ける工夫を施すものが
争いを始めると
誰が争いを止めればよいのだろう


負のスパイラルが始まる



お家騒動も
争いを鎮めるべき役割の者が争うからたちが悪い



争いを避ける



この一念を強く持つ者が
そこかしこに強くあれば
争いは減るのだろう


起きてしまった争いも
早く鎮まるだろう


戦争反対と争う人は
自己矛盾がある
それを承知して争っている


争いを避ける


むつかしい実践だ


むつかしいからこそ
価値があるのだろう


自分が被害者だと思った時に
ひとは一番ひどいことをするという


念じておきたい言葉だ


忘れてしまいそうな言葉である


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メモ


金子兜太さんという俳人がなくなったという
恥ずかしながら訃報の記事で初めて知った名前だ


この型の戦場での不条理な体験をつづられていた
無法 無倫理 無道徳


人は変われる生き物だ


良い意味でも悪い意味でもということなのだろう




記事を読みながら
「戦争を知らない子供たち」のメロディーが
頭の中を流れてきた


戦争を知らない子供たちは
平和で洗練されて上品で弱い


『これだけは避けなければいけない』
そんな強い思いがないことが
一つの弱さだろう


ありがとうございます

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