ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

不変の変わりゆくものとしての寄せ集め


そこにいない人の話で盛り上がることがある
良い評判の時もあれば悪い評判の時もある


このような世間話をしている風景は
人間の社会性が培われる場面である


人のふり見て我がふり直す


様々な世間話の中から
理想の人間
すなわり
悪評が立たず
評判を得る人間像を想像する


同じような行動をしていても
人により評判となることもあれば
違う人では悪評となることもある


時と場合によって
同じ人が同じことをしても
評判になったり悪評になったりする


戸惑いながらも
何をすべきか
何をすべきでないのかを
状況に応じて考える下地が
世間話の中から熟成する
しかし
あくまでも下地でのままで
完成することはない


完成したと思ったら
見事に裏切られ
崩壊する


そんな理想像の壊れた破片が
たくさんたくさん寄り集まって
ピカソの泣く女のような
わかったようなわからないような
不思議な理想像を作ってみるはめになる
それでも結局は
使い勝手が悪くてどこかの隅に追いやったりする


何時まで経っても
行き当たりばったりだ


運よく
素直に
お他人様の気持ちに沿うように
行き当たってくれれば
明るい心持になれるから
その分はお得だ


そう思える余裕が
ありがたいものである


ーーーーーー
メモ


同じものに対して
時間により
異なった印象を持つ
これを
つなぎ合わせて
形にしてゆく作業は
異質の一体化であり
現実離れをしてゆくことになる


観念と観念のせめぎあいも
右の観念が優位の時もあり
左の観念が優位の時もあり
これを
一つにまとめ上げるのは至難の業だ


哲学が不可思議の難解な言葉になってゆくのは
抽象絵画が現実離れしてゆく面白味と
関連しているのかもしれない


変りゆくものを
不変の変わりゆくものにする
奇妙な努力の結晶だ


ありがとうございます

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