ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

1なる対応関係が多なる秩序の基になる


35億年前の地球には
もうはや
生命がいたらしい
地球の歴史が46億年ということなので
地球の歴史の7から8割は生命とともにある


この永い永い生命の歴史で
生命の遺伝子のことばは
ずうっと同じものが使われてきたと考えられています
お肉もお野菜もインフルエンザのウイルスも
みな同じ遺伝子のことばを使って作られているからです


・・・・


   生命の秩序化の元締めは遺伝子物質の核酸である
   核酸は4種類の塩基が何十も何百も何千も並んだ配列だ
   その組み合わせは無限といってもよいのだろう
   この組み合わせで応じて様々な形のタンパク質が作られる


   人には5から10万種類のタンパク質があるらしい


   焼き鳥もその部位により食感が違い味わいも違う
   骨には骨のタンパク質
   お肉にはお肉のタンパク質があるというわけだ


   骨のタンパク質といってもそのタンパク質の種類はひとつではない
   様々なたんぱく質が骨を生き生きとしたものにしている
   死んだ骨とちがって
   生きている骨は盛んに活動しているのだ


   遺伝物質である核酸とタンパク質の関係は
   アミノ酸コード表で表現されている


   アミノ酸コード表は電話帳のようなものだ


   電話番号が3桁の短縮ダイヤルになっていると考えてほしい
   数字は0,1,2,3の4種類しか使わない
   それでも64通りの短縮ダイヤルを登録できる
   この64の短縮ダイヤルにアミノ酸の名前を登録すると
   アミノ酸コード表ができあがる


   ダイヤルの0、1、2、3は
   遺伝物質である核酸の材料の4種類の塩基の記号というわけだ


   このような核酸の原料とタンパク質の原料の対応関係は
   現存生物ですべて共通している
   1種類の共通のことばを使っているということだ


・・・・


同じ言葉を駆使しても
純文学もあれば
ダジャレもある
悲しいものも
楽しいものもある


遺伝子のことばは1種類でも
たくさんの
いろいろな種類の命が生まれてきたのだ


遺伝子のことばは
人間の耳には聞こえない
人間の目で見ることもできない
遺伝子のことばは
細胞の中のタンパク質たちがシステムを作り
様々に見聞きしているらしい


この作業はずいぶん骨が折れるようで
たくさんのエネルギーがないと進まない


作業が進まないと困るので
もっとエネルギーが欲しいという声をあげたりするそうだ
そうなると
「おなかすいた」ということになるそうだ


おかがすいたり
ねむくなったり
こしがいたくなったりと
意識は身体の声を聞いている
「聞く力」はなんにせよ大切だ

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