アカデミズム
マニアの知識は凄い
凄いからマニアなのだろうが
素人から見ればどうでもよいことが
どうでもよいことではなく
僅かな差異がきっちり分別され整理されている
傍目から見れば
マニアの凄さは
漠然とした迫力に過ぎないけれど
マニアがマニアをみれば
その凄さを具体的に説明できるのだろう
逆に
マニアとしての至らなさも
マニアから見ればよく分かるのだろう
だから
マニアが集まれば
マニアの文化は大きく進展してゆくことになる
マニアの世界は知との戯れだ
哲学に満ちている
知の素晴らしさと
知の至らぬところを
見極める楽しさが
マニアの世界に満ち足りている