世界は
リスクに満ちているから
手が届く世界を広げるためには
リスクと向き合う勇気が必要だ

災害が一段落すると
豪雨災害の後片付けを
ボランティアの方々が手伝う姿が
テレビに映し出される

コロナ禍の中で
このボランティアへの躊躇が
報道されている

人と人の接触を避けるということは
助け合いを遮ることでもあるらしい

助け合い
触れ合い
喜びを感じる

そんな単純なことの大切さを
禍が教えてくれた

リスクがあれば
それを避ける

しかし
避けるばかりではなく
リスクに晒される勇気をもって
世界を広げてきた

リスクを抑え込む知恵を掴み
世界を広げてきた

典型的には戦争だ
そうして世界を広げてきた

今は
無謀な勇気より聡明な知恵の時代だ

そう信じて
コロナ禍の鎮静を待ち望む

＊

災害ボランティアに
参加した事がない

だから
本当のところは
よくわからない

ただ
凄い人にたくさん出会えるだろう
凄い人たちが
たくさん集まって
互いに刺激し合い
もっともっとすごい人に成長してゆくのだろう
そう感じている

熱い人が集まって
もっともっと熱くなる

人が集まるということは
勇気も
知恵も
増幅されてゆくということなのだろう

人は
群れて人になる

あまり群れたくはない私にとって
実は
あまり認めたくはないのだけれど
否定しえない人間の性質だ