ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

常識に頼らない努力


手足の動きに不都合があったり
目や耳の知覚に不具合が生じたりすると
普通にできていたことが
普通じゃなくなって
社会生活に支障が出てくる


そこで
病院に駆け込み
不都合や不具合を治して
普通の生活を取り戻そうと努力する


だから
病院には
普通ではないことが沢山ある
そして
世間では当たり前のことも
いちいち確認しないと事故や不都合が生じてしまう


このように病院では
普通でないことが普通になっているので
「常識を疑え」という金言を
わざわざ持ち出すまでもなく
常識は捨て去られ
普通という基準で物事を判断し難い


要するに
非常識の世界が広がっている


自動車の運転に慣れてくると
何も考えなくても
手や足が勝手に上手に動いてくれる


こんな風にぼんやりしていても
なんとなくうまくいく世界は
うまく設計され
うまく制御された特殊な世界だ
それが常識的な世界で
日常はそんな世界の一つだ


こんな常識的な日常にも
病院のような
非常識な世界が根底に横たわっている


どんな仕事も
どんな生活も
慣れれば慣れるほど
粗野が狭くなり
ピントも甘くなる


それでも
なんとかなってしまうのだけれども
あえて
遠回りしながら
視野を広く
ひとつひとつしっかり見定める習慣を
身につけたいものだ
さもなければ
どんどん節穴になって
非常識の世界が口を開けた時
不都合だらけに陥ってしまうのだろう


まあ
それはそれで
災害として諦めて
ぼんやり
なんとなく
ネコのように寝べるように
のんびり生きてゆければありがたい


非常識の世界に正面から挑み
それを矯正しようと努力を重ねている医療従事者の方々に
改めて感謝する


ありがとうございます

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