ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

束縛の中のフロメンド


「あれをしなければ
 これをしなければ」などと
フロメンド思考が続いている間
思考は未来に囚われている


未来のために
今努力する


そして
今は
未来への努力のために費やされ続ける


あまりに人間的だ


未来のために
今の自由は捨てられなければならない


しかし
自由を捨てきれず
うだうだと時間を浪費しながら
「あれをしなければならなにのに
 これをしなければならないのに」と考え続ける


お風呂に入ればすっきりすると思いつつも
風呂面倒(フロメンド)と
腰がなかなか上がらない


今と未来が
思考の中で葛藤を繰り返す


こんな未来志向に疲れた時に
未来の事を何も考えずに
ひだまりで今を過ごしている猫を見て
「猫になりたい」と呟いてみたりする


未来のために
どれだけ今を犠牲にしよう
どれだけのリスクを許容しよう


経済優先なのか
医療優先なのか


病気の予防するために
ワクチンを打つのか打たぬのか
などなど


フロメンドの流れの中で
踏ん切りをなかなかつけれずいるくせに
過去になってしまえば
「ああしておけばよかった
 こうしておけばよかった」などと
わかったようなことを言う


そして
その核に向けた言葉が
すり替わり
未来をよりよいものしようと
また
フロメンド現象を繰り返す


過去の経験と
未来への希望で
今を束縛しながら時を刻んでゆくのが
知的な意識が高い生き方なのだろう

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