ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

能動的反応:アリとキリギリスに見る格差


アリとキリギリスという童話を読み聞かせてもらい
キリギリスのように遊んでばかりおらずに
アリのように働きなさいと教わった


生物学的には
この物語に出てくるアリは
働きアリで
生殖に関与せず
働いて働いて子孫を残さずに死んでゆく生物だ


これに対して
キリギリスは
恋をして
子供を残して死んでゆく生物だ


恋をしなくても良いアリと
恋を成熟させることに必死なキリギリスを
この童話では対比させている


この視点からすれば
アリとキリギリスの童話の教訓は
働くだけなら恋はいらない
恋を成熟させたければ
働いてばかりではだめです
ということになる


アリは働くことに集中しながら進化してきた


キリギリスは恋の唄を歌うことに集中しながら進化してきた


こう言ってしまえば大げさだけれど
今実践していることに
将来どんどん長けてゆくように進化が進んでゆく


どうなりたいかを思い描くだけではなく
それを失敗しながらでも実践していると
その実践していることに長けてゆくという筋道だ


途中で挫折することはあるのだろうが
思わなければ始まらず
思うだけでなく実践し続けて
思いが叶うようことがある


このようにした叶ったことを拾い集めて
進化が進んでゆく


このような視点からすれば
アリとキリギリスの童話は
実践してきたことで格差が現れてくることを訓示している


何を思い
何をするのかで
未来は違ったものになる


働くのもいいだろう
恋の唄を歌うのもいいだろう


限られている
時間をうまく使う工夫が必要だ


そして
その結果生まれてくる格差を
助け合いで
埋め合わせ
互いの努力を称賛しあえれば最高だ

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