ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

恒常的状態:人間の本質としての怠け心


人間らしさの本質として
怠け心がある


自分が
すぐに怠けたくなるから
人間らしさの本質に怠け心があると
ついつい思ってしまうだけかもしれない


けれど
ライオンを見ていても
怠け心は大事だと思う


サバンナで
ライオンが怠けている映像をよく見る


ライオンが勤勉に休むことなく狩りをするようになったら
草食動物は無駄に殺戮され
サバンナの生態系は崩れてゆくだろう


怠け心を満たしながらほどほどにすることは
周りの状態を維持するために
とても大事だ


人間も能力が高い動物なので
今日食べる分だけを確保して
後の時間は怠けていても良さそうだ


なのに
頑張って怠けずに余計に働いたりする


なぜだろう?


怠けず頑張る時
私は、明日の分まで頑張って
今日怠けずに明日怠ければいいと思ったりしている


それだけか?


こんなふうに
余計に働いてくれる人がいるから
怠け続けていられる人が現れてくることができる


これが重なり続け
世の中に不公平が現れてきた


こんな不公平の世の中で
怠け続けていられる人は
もっともっと怠け続けて入れるように工夫を重ねる


お金や名誉や尊敬は
こんな工夫の象徴だ


お金や名誉や尊敬を集めれば
怠けていられると思うと
怠け心に火が付いて
さらにお金や名誉や尊敬を手に入れるために必死で頑張るようになる


そんな便利なお金や名誉や尊敬を得るために
理性的に合理的に行動することが人間らしさであるのならば
やはり
人間らしさの本質に怠け心が暗躍していることになる


怠け心が発明をもたらし
人を操る正義を語り
これらの成果として、怠惰の生活を得て
怠け心を満たしてゆく


この繰り返しの中で
こうして文明が発達してきた(言い過ぎだろうか)


怠け心を満たすことに人間を惹きつけられている
怠け心から逃れられない
・・・私だけの話だろうか?


怠けている人を見るとずるいと思うと同時に
うらやましく思っている


怠けられるということは
幸せなあこがれであり一つのひそやかな目的だ


天国もそんな怠け心を満たす理想の地として
心の中に宿っているのだから
この世で怠けたいと思うのは仕方がないことなのだろう

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