ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

 動的秩序は規則的反応の調和的集合体。ルアーは反応をもたらす物質の最適化の象徴。情報の流れの中で規則と調和が繰り返えされる。

淘汰圧により維持される形成因


ラジオを製造する組み立てキットは
今でも売っているだろうか?


基盤に様々な部品をハンダづけして
ラジオを作る
プラモデルのように
箱の中に入っている
作り方に従い
丹念に仕上げると
きちんと電波を拾い
ラジオを聞けるようになる


そうはいっても
どこかで失敗していると
ラジオはうまくならない
どこが原因でならないのか
頭をひねることになる


多数の部品からなる機能的存在は
個々の部品の性能が確かなだけでなく
正しく組み立てられなければ機能しない


遺伝子でコードされたタンパク質も
遺伝子の翻訳でアミノ酸が連なるだけでなく
その後、様々な後工程を経て
機能的タンパク質に生合成される
このような後工程には
他のタンパク質である様々な酵素
小胞体などの細胞内小器官の存在が欠かせない


車の製造工場がそうであるように
機能的存在以外の工業用ロボットのような存在があってこそ
機能的存在が形成されるのだ


教育現場や
家庭や地域社会
宗教的集団は
車の製造にたとえるのなら
生産ラインだ


このような
存在の形成過程を取り巻く形成環境も
機能的存在の機能発揮には欠かせない
すれば
このような形成環境も自然淘汰の対象となる


機能が発揮されるには
機能的存在が正常に秩序立てられなければならないのだから
当然のことだ


形成因は淘汰圧の対象であるのだ


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メモ


アリストテレスの
四因説の形質因と作用因は
物理学的機械論に合致しているが
残りの目的因と形成因は
物理学的な原因ではない


生命は
産まれ成長し機能を発揮する


複雑な物質の秩序だった関係を形成するのは至難の業だ


機能を発揮する物質だけを集めて
それを混ぜても機能しない
ラジオの製造キットのように
きちんと順を追って製造しなければならないのだ


とかく進化論では
発言した遺伝子の表現型で話をするが
表現型が現れるまでの形成過程にこそ
生命の奥深さが潜んでいることを
忘れてはならない


生きていることが
奇跡のような出来事なのだ


鳴らないラジオを作るほうが
鳴るラジオを作るより
はるかに楽な作業である


車の性能が素晴らしいのは
車の製造ラインが素晴らしいからでもある


やる時は
やらなければなるまい


ありがとうございます



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