ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

恒常的状態:覇権の神様


自然には
平等意識が欠落している


だから
絶滅してしまう生物種が後を絶たない


うまく立ち回らない責任が
絶滅と云う訳だ


古生代カンブリア紀に覇権をとったアノマロカリスも
その後に現れた生き物に覇権を奪われ
衰退し
絶滅した


生物界にとって
現状を維持するということは
進化の芽を摘むことでもある


神様がいて
今の生物界の現状を維持しているのならば
神様は出る杭をさがしては
それを打ち込み続けているのだろう



覇権を維持することは容易なことではない


あらゆる努力を払っても
いずれ
覇権を奪われることになると歴史が教えてくれている


意識は身体を支配している


だから
意識は
身体に対して覇権を握っている気になっているけれど
病気になれば
すぐにその覇権を手放すことになる



畑一面にキャベツが育っている


この畑の覇権はキャベツが握っているようだ


でも
人間が手を休めれば
キャベツの覇権は
雑草と呼ばれる草たちに奪われてゆくのだろう


この畑のキャベツたちにとって
人間は神様のような存在だ


神の子であるキャベツは
「私はキャベツであり雑草ではありません」
そう叫び続けなければ
神様から出る杭として叩かれ
畑から追い出されてしまう


キャベツの覇権は
このようにして守られているのだろう



「私はいい子です
 悪い子ではありません」


言葉にならずとも
そう叫び合いながら
集団が生き永らえ続けているようだ


そんな風にして
平等を求めあいながら
覇権を維持し合っているようだ


集団で
自然と対峙してゆくのだ

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