ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

円環創生因果:存在と周期


電磁波の波は
一定の周期を繰り返している


その断面である位相が
定期的に再現されている


この再現の繰り返しがある故に
帰納法が認識できる



周期を描いている存在はたくさん観察されている


むしろ
周期を描いているから
存在として観察されている


細胞周期


季節の移ろい


月の満ち欠け
潮の満ち引き


たとえば
冬を卵で乗り越え
春、幼虫となり
夏、成長し
秋に恋をして産卵する昆虫の生活環も
周期を描いている


今という存在は
時間の中で円環を描いている周期の断面として存在している


逆に言うと
それぞれの断面である今が
周期として円環を描くように反応を繰り返している


周期としての
円環を創生する反応が存続を約束し
円環に導かない反応は存続を危うくする反応だ


お腹がすき
食べ物を探し
食べ物を食べ
腹を満たし
また
お腹がすいたら
食べ物を欲しくなる


私も
この繰り返される周期の中で
眠りの周期も混合し
さらに
もっともっとたくさんの周期の中で
複雑な円環を描きながら
一日が過ぎ
また次の一日を迎えてゆく


欲望が
明日に続く円環を創生し周期を描くために
暗躍してくれているのだ


そんな欲望の周期の中で
私が存在している


私の今も
たくさんの周期の位相として
円環を目指し秩序が多面的に流転している断面だ


欲望とその実践を渦巻きながら
私が明日へと流転を繰り返す

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