ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

同調圧力:アジャイルに維持する日常


赤信号から
「交差点に進入するな」という同調圧力が
発せられている


この同調圧力に同調して
車を停車させたり
歩いたり走るのを止めることになる


赤信号は
単純な赤い波長の波でを出しているだけではあるが
それを見る人の頭の中で
法律からの要請も加わり
車を停車させたり
歩いたり走るのを止める


だから
赤信号を整備するだけでは
交差点の秩序を保てない


赤信号は「止まれ」の意味があることが
周知徹底されている必要がある


このような周知徹底がなされた土壌に
秩序世界が成立している


だから
周知徹底のされた内容により
異なる世界が成立してしまうことになる


青信号が「止まれ」を意味する世界も存在可能だ


言葉とその意味が恣意的に決められ
その後
伝統として伝えられながら
言葉とその意味の関係が強固になってゆくのと同様に
赤信号の色とその意味の関係も
周知徹底された実践の中で強固になってきた


言語を含め
秩序は
元来恣意的な関係が
伝統の中で
確固たるものになり成立している


生命の多様性も
秩序の恣意的な性質にその礎がある


太陽に向かい
走る生命もいれば
逃走する生命もいる


それぞれの生命が
太陽の意味を創生しているのだ


生命は
保守的で
アジャイルだ


伝統を承継しながら変わってゆくので
伝統を守るために変化しているようなところがある


それで
脊椎動物でありながら
鯨や鼠といった多様性が広がっている


人間も
人間でありながらそれぞれ違っている


私も
私でありながら日々変わってゆく


小さな変わってゆく部分を持ちながらも
大きな変わらない部分を保ちながら
同一性を維持しているようだ


変わらない大きな部分が変わり始めると
次第に私は私を失い始めるのだろう


そうならないようにと
変わらない大きな部分から同調圧力を受けながら
私はアジャイルに工夫を重ねて
日常を伝統的なやり方で継承し続けている

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