ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

同一性:赤いおはじきと青いおはじき


同一を維持するために
複数の存在が協調していることがある


原子と電子


太陽と地球


心臓と内臓


血管と筋肉


協調関係が崩れると
崩壊する存在が多々存在している


協調関係の総和としての存在が
同一性を保つ単位として認識され
数を数える時の単位ともなっている


水の数を数える時
水蒸気の状態では
アボガドロ数などと使って水分子の数を数えてみたり
氷の状態の場合
その塊をひとつの単位として数えたりする


水の数を数える時
水分子を構成する原子の数や電子の数を数えないのは
原子や電子は水ではないからなのだろう


さて
水は数えられるものであり
現実世界の一部として存在していることになる


水は
部分としての現実であり
数えるということは
現実を切り分けて認識する過程である


この切り分ける過程で
分離しても良いものと
分離してはいけないものを仕分けている


この仕訳の基準が同一性だ


原子と電子を分けてしまっては
水としての同一性を損なうことになる


違うコップに入った水を別々なものとしても
水としての同一性は失われない


氷の塊を割っても
それぞれの欠片は水としての同一性を失わない


数を数える時
現実な中の同一性を鑑賞しているということだ


逆に言えば
差異性も鑑賞対象なのだろう


小学校一年生の算数の授業で
赤いおはじきの数と
青いおはじきの数を数えた


おはじきの数だけ
異なるおはじきがあるのだけれど
そのなかで
赤いおはじきは
皆同一と認識して数を数えた


同一性は
おはじきの色にのみ
その根源があるのではないだろう


色を認識して区別する意識にも
同一性の根源が存在している


物質の色と意識の協調が存在して
赤いおはじきの間で同一性が維持されているということだ


太陽と地球のように
色と意識が互いに 協調し合い
同一性を維持する世界が保持されている


「現実の中から同じものを探して数える」


この意識の作用が
同一性の根源に存在する

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