ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

対応的同一:論理の再現性と矛盾律


科学実験では
再現性が求められる


同じ材料を使い
同じ方法を実践して
同じ現象を再現できれば信用できるが
できなければ
その実験結果は
再現性がなく信用できないということになる


同じ現象が再現できれば
その実験結果は
再現性があるということは
それを細かく分析すると
同じ材料を使っていたことが証明され
同じ方法を実践されたことが証明され
その結果として
同じ現象が現れることが実験的に確認された
ということになる


異なる時間に
異なる場所で
異なる人が実践した
異なる物質を用いた実験であっても
その物質の種類や
実験の方法が同一ならば
同一の物質で
同一の方法で実験が為されたと認められるということだ


ある意味
同じ時空を再現することが
再現性を確かめる実験で求められる


タイムマシンを使い
過去の
その時間
その場所に戻り
実験の再現できれば
もっと
同一の実験をできるだろうが
それをできないので
より近似した時空をまねて
再現性を確かめる実験を行うことになる


それに
時間や場所にかかわらず
同じ現象が起きることが
実験で起こる現象の普遍性を証明することにもなる


実験材料に使われる
水なら水
水素なら水素の普遍性も
同じ存在ではなく代替が利く物質として総和できることになる


このように
あそこの水も
ここの水も
同じ水であるからこそ
実験が成立するのであり
「こっちの水は甘いぞ
 ほっほっホタル来い」という歌のように
水の甘さに違いがあるようでは
実験の再現性がおぼつかない


だから
水の甘さの原因を見つけて
その原因を均一にする努力が
実験の再現性を高めることになる



「再現性がない」
ということは
対応的同一の否定であり
「丸い四角はない」も
同じように
対応的同一の不在を示している


論理は
対応的同一の再現性を確かめるための
シンボルであり
その再現性の高さにおいて
真偽性が議論されている

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