意思は
手段に分類されるべきものか
目標に分類されるべきものか

意思のない目標は存在するだろうか？

意思のない手段は存在するだろうか？

＊

意思は
目標を手段を
包括的に結び付けようとしてくれている

だから
目標にも手段にも絡んでいるのだろう

＊

意思が
引き継がれ
伝統が引き継がれる

生きようとする意志が
命から命へと
引き渡されてゆく

植物にも
太陽の光を
有機物合成に使うという意思がある

この意思に適合した酵素群が
軍隊のように整然と配列し
光を捕捉して
あらかじめあてがわれていた
水と二酸化炭素を結びつけている

＊

本当は
意思はないのかもしれない

ただ
循環する現象の中で
その循環を守る守り神のように
意思が見守っているかのように認識できるシステムが
ただ
無機質に
淡々と
動き続けているだけなのかもしれない

＊

太陽が
私を守るために
朝昇り
夕に沈んでくれているのなら
太陽は頼りがいのある信頼できる存在だ

太陽が私のことを思い続けてくれれば
ありがたい

太陽がそんな存在であり続けるように
太陽の意思が私を守り続けるようにと
私も太陽を見守りたい

このように
意思がこだましあい
互恵的関係が
長く続けばと
祈りをささげてみたくなる

一方的に恋焦がれているのかもしれない

それでも
祈りをささげてみたくなる

好意的な反応を期待できる関係のなかで
祈りをささげてみたくなる