ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

標準を希求する心


方言を方言と思わず使ってしまい
その意味が通じないことがある


方言は
言語体系のゆがみだ


自分が持っているゆがみは
気がつきにくいもので
方言をしゃべっているにもかかわらず
標準語を話しているつもりになっていることは
ままある


典型的な方言は
意味が通じず
方言であることを痛感する機会も多いので
方言と認識しているけれど
使用頻度が少ない方言は
方言と認識する機会が少なく
ついつい標準語のつもりで使ってしまったりする


大きなゆがみは気がつきやすいけれど
小さなゆがみは気づきにくく
ゆがみによる失敗は
かえって
小さなゆがみに起因することになる


身体にもゆがみがある


気づかない
小さなゆがみも
年を経て
積み重なり
大きなゆがみとなる


首をまっすぐにしているつもりでも
右に傾いていたりする


肩こりの原因にもなっていよう


標準から外れたゆがみが
私の中にある


それを忘れるのが
年を取ることの幸せかもしれない
悪く言うと
頑固というやつだ


迷惑で不便な幸せだ


ーーーーーー
メモ


標準に
戻りたくても
戻れない


そうなると
戻れない不幸を背負うことになる


標準を忘れることに
活路がある


教育と教養は
標準への道しるべだ


教育と教養を突き詰めると
標準ができるかというと
そうでもないかもしれない


過ぎたるは
及ばざるがごとしということだ


後天的知識により
先天的感性がないがしろにされては
標準とは言えないだろう


人情のない知識人も
社会の必要あるたるゆがみなのだろう



それぞれに方言を持ち
ゆがんでいる


ゆがみが大きいと
方言なら言葉が通じない
あまりに個性的なゆがみなら
世間様に通じない


標準を希求する心を
維持する努力が
心のアンチエイジングということになるのだろう


ありがとうございます

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