現象持続:現象の共有と進化
言葉とその意味の関係を
多くの人と共有している
この共有により
言葉が通じ
意思疎通ができている
この意思疎通の機能により
生活が豊かになり
言葉の往復がますます盛んになってきたのだろう
このように
言葉を交わすという現象の背景には
言葉とその意味の共有がある
言葉から意味を想起する反応という現象が
皆で同じように繰り返されることにより
会話という現象が繰り返されてきた
現象の規定
この場合でいうと
言葉とその意味の関係の固定
こういった現象の規定が
更なる会話といった現象の誘導を可能し
行動の規定をも誘導する
単純な規定された現象が組み合わさり
より複雑な現象が誘導されている
このように誘導されるより複雑な現象は
今までに出版された本の質と量のように多種多様なものになる
このような潜在の中で
選りすぐられた現象が
より多くの人に共有されてゆく
共有が更なる共有を導き
欠かせない存在へと進化を遂げる
0と1
電流のオンオフ
二進法の機械の言葉が
文字や映像となり世界を駆け巡る
現象が現象を誘導し
さらに高度な現象へと進化を遂げてきた
このような共有がもたらす恩恵は
共有の不成立により脅かされる
言葉とその意味に関係がないとなれば
言葉が想像してきた世界は崩壊する
言葉とその意味の間には関係がある
そう信じる者が
言葉の世界の恩恵に救われる構造だ