ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

予定と実践:重ねられる会議の意味


相手のあることは
相手次第で
結果が変わるから
容易に結果を予定できない


相手のあることでも
相手の予定を把握していると
結果を予定しやすくなく


これで
 敵を知り
 己を知れば
 百戦危うからず
ということになる


人間は
同じ人間として
同じように感じ
同じように考える傾向があるので
相手の今後を予想し合い
自分が有利な立場になるよう
実践を繰り返す


同じ法律や宗教を収めていると
行動の予想がたやすくなり
仲間同士ともなれば
互いに相手が何をするのか
よくわかる様になり
自分がどのようにふるまう出来なのかも
考えやすくなる


このような
今後の予定を互いに分かり合うことにより
連帯が深まるので
何の実践を伴わなず
一見無駄のような机上の会議が頻繁に行われる


互いにどのようにふるまうべきかを熟成するという点で
会議に大きな意義を見出すことになるからだ


私の体の中でも
内臓と脳みそは
絶えず会議を繰り返しているようだ


その会議に
私の右手も左手も参加しているらしい


皆で
一つの目標に向かい
協力し
強調し
その目標を達成するのだ


右足と左足も
よく協調し
転ばぬように歩けている


病気になると
こういった当たり前のことが
当たり前でなくなり
私の体の中の会議室も
灯が消えたように暗くなる


明るく会議をするために
皆それぞれが
協調し頑張るのだ


その頑張りの中で
自然に
自由を失い
統制されれば
自由を失うとは
感じずに済むのだろう


自由がないと思うのは
相手が
思うように動かないからだ


予想しがたいものは
少ない方がよい


それが
より大きな力を求めあい
自由を搾取する力へと成長を始める


知らぬうちに
支配されれば
幸せであるが
その支配の理不尽さに気づくとき
その幸せは
不幸へと裏返る


ほどほどの力がありがたい

×

非ログインユーザーとして返信する