ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

開放システムは依存する外部に制約される


無いと困るものがある
たくさんある
衣食住は代表格だ


仙人も霞を食べる


翌日その霞をそのまま出すのだろうか?


さておき
必要なものを取り込み
不要なものを捨てる
ということがある


入るものと出るものがある
そこで
何を入れ
何を出すのか
それが問題でよく悩むことになる


欲しいものばかりを取り込み
要らないものばかりを捨ててればいいが
そうもいかない悩みである


企業の使命は
利益をあげることではなく
継続的な利益をあげることである


経済学の教科書がかように諭している


この加えられた「継続的」という言葉が
悩みの種であり
人間の品格の源だ


この「継続的」という言葉が
何でもありで利益をあげることを
間接的に禁止しているからだ


企業も生命も外部とのつながりのなかで継続を繰り返す


このような開放的システムは
外部に依存する範囲で制約されている


宴会の後
あるを尽くせず
遠慮の塊がお皿の隅に残存している
もったいない


このもったいない無駄が
品格のコストだ


明日も会うあの人の持つ私の印象は
いかなるものになるのだろう


ああ、面倒だ
しかし
品格のコストは面倒であればこそなのだ


未来は少し恐ろしいほうが背筋が伸びる
恐ろしすぎては心が折れる

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