触媒は
自らの前後を変えることなく
対象を触媒前後で定型的に変化させる能力だ

だから
触媒があると
対象は
帰納法的な定型的現象に落とし込まれる

このような定型的現象が集積して
システムが出来上がる

すると
システムが一つの触媒として機能するようになる

触媒のホロン

このような触媒の集積が
階層的に重なり
より大きなシステムが形成され
それを構成する触媒が
自己調達されるようになると
触媒の自己組織化が成立する

触媒の技術と
触媒の集積の技術が
システムの形成
システムの自己組織化に寄与している

触媒とそれらの集積が
適切に成立してこその
自己組織化だ

自己組織化の中で
自己調達できない不完全な部分を
その外部に依存しながら
自己組織化内部で
触媒反応が定型的に進み
内部循環を繰り返す

触媒は
そもそもが
対象という外部があって成立する

自己組織化されても
階層的触媒である以上は
外部に依存する

触媒的自己組織化により成立する
常に外部との関係で機能する主体

依存するものを外部に求め
集積しながら
次なる自己組織化への歩みを進める

進化は
触媒の多様化と高度化
それに
これらの集積の歴史である

成功が導く自己組織化の歴史だ

成功は
触媒能力の適切な集積だ