ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

妄想と現実:妄想と現実が交差するコギト


妄想と現実を区別する能力が
私には備わっているらしい


妄想と現実の
どちらかが正しく
どちらが誤りなのかには関係なく
妄想と現実を区別する能力が
私には備わっているらしい


なんとなれば
現実が誤りで
妄想が正しいとしてしまえば
私は
現実に振り回されず
現実を振り回しながら生きてゆける


しかし
そのためには
もっと力が必要らしく
現実的に
現実に振り回されながら生きている


妄想と現実を区別しながら
両者を比較すると
現実には
妄想よりたいそう多くの妄想が影響を与えているようだ


だから
妄想より
重く変わりがたいところがあるようだ


それが
妄想より
現実に信頼を置く根拠の一つになっているようだ


妄想は気分屋で
現実は重苦しい重鎮だ


でも
お天気は現実なのに気分屋で
頑固な信心は妄想なのに重鎮だ


だからなのだろう
現実よりも妄想こそ普遍性が宿る場所という考えも
成立してくるのだろう


まあ
妄想も現実も
時間の中で動いている


互いに影響し合いながら動いている


互いに
相手を触媒しながら
相手から触媒されている存在なのだ

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