予定と実践:神の恩恵としての技術
自然は変わらないが
人間は変わり
自然をも変えることが出来る
ここに人間の強さが在るが
この過程において
人間は自然に自らをあわせて
合理性を獲得している
自然が
人間にあわせて
合理性が顕れているのではない
合理性は
人間の努力により維持されているのである
この努力において
自然は恵を増やし
自然は禍を減らしているのである
神が
恵を増やし
禍を減らす存在として
祈りの対象であるのは
神が
人間の努力の象徴だからだろう
そして
人間の総和としての願望を神が語るのである
この総和に
人間の努力が注ぎ込まれ
人間は厳しい自然を克服してきた
その技術の総和が
神の恩恵ということになる