ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

予定と実践:予定と実践が分離している意義


予定と実践が分離し
両者の間の関係を保ちながら存在している


予定が頭の中に在り
手足がそれを実践するにあたり
両者の間で調和が成立しているし
カエルの変態も
遺伝子の中に変態実践の予定があり
それを遺伝子以外の生体が
その予定と綿密に関連しながら
実践している


こうした予定と実践の分離により
予定は予定として存在し続け
実践できる出来ないにもかかわらず
予定が存在できる素地を形成している


他にも様々な例を挙げることが出来る


使用されることが予定されている言葉たちが
辞書の中に所狭しと押し込まれている


未だ果たされない夢が
実践の予定として
頭の片隅にへばりついている


このように
様々な予定が
予定のまま実践されずに存在している


こうした実践されない予定の存在が
実践の継続を裏打ちしていることを忘れてはならない


本能があり
感情が沸き上がる


実践されない予定が
人間の心の中に埋め込まれている


こうした予定に逆らうことは
人間への裏切りに他ならないが
これらを抑えて社会の平穏を保つことは
社会への貢献として
わきまえなければならない


この様な
我慢すべき状況においても
実践されない予定が人間の中に存続し
人間としての本能や感情を保ち続けている


実践されなくても
予定は存在し続けることが出来るのである


そこに
予定が実践から分離して存在する
大きな意義がある


存続という意義である

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