予定と実践:ラブ&ピース
自由には
他人の自由を守る義務がつきまとう
と言われている
しかし
その義務は
往々にして破られることになる
すると
自由は争いの種になる
この争いを未然に防ごうと
様々な決まりごとを作ることになる
そうなると
正義が現れて
自由を制限してゆくことになる
ここに
正義の自由の間に葛藤が生まれ
両者の間で
バランスがとられることになる
*
愛にも
他人の愛を守る義務が付きまとうのだろうか
あるとしても
その義務は
往々にして破られることになる
恋の季節の動物のように
愛は争いの種である
この争いを未然に防ごうと
正義が現れて
平和が叫ばれることもある
平和と愛の間にも葛藤が生まれ
時に愛を諦めて
他人の愛を見守ることになる
永遠に続く忍耐と努力が
愛の周りで蠢いている
*
義務は何であるのか?
義務は何処より来たのか?
義務は何処へ行くのか?
我々が
矛盾から生まれたがためなのだろう
権利を追求すると義務を負う定めにあるらしい
何かをしようとすると
どこかに犠牲が現れる
それを守ろうと
義務という言葉が
現状を守ろうとこだまする
*
ドーキンス曰く
「生命は
遺伝子が生き残るための船である」
この船は
きっと義務からできているに違いない
永遠を目指す
忍耐と努力の義務である