ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

予定と実践:「在るがまま」は何処にあるだろう


いつも見聞きしているものが
基準となる


慣習の力である


この力が宿った思考の中で
見聞きするものに違和感を感じることがある


たとえば
いつも見ている静かな山から
噴煙が上がったら
何とも落ち着かない心持になるだろう


いつも通りを予定している


そして
その予定を
私だけでなく
私の周囲にも望む


こうした周囲の予定に従い
私も周囲が規定した予定を実践しなければならないらしい


私の自由はこうして制約され
周囲の自由を
私も制約する


こうした「制約の網」の中で
組織が成立している


遺伝子はタンパク質を制約し
タンパク質である酵素などが
遺伝子の在り様を制約してゆく


こうした制約を
一つ一つはがしてゆくと
目に見える塊も
目に見えない塊も
次第次第に小さくなり
やがて消えてゆく


そして
それをつき進めてゆけば
純粋な「在るがまま」が現れよう


この「在るがまま」を見出そうと
量子力学の探索が行われ
その成果がブラックホールを描き出す


「在るがまま」はあるのだろうか?


あることで
「在るがまま」を失う性質があるのだろうか?


均一ならざれば
周囲があり
その周囲により
「在るがまま」を妨害される


この妨害に依る反応において
「在るがまま」の一端が現れる

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