散逸と循環:散逸的自由と循環的自由
水の中に赤インクを一滴落とすと
赤インクは水の中を散逸してゆき
色は薄くなり
元の濃い赤い粒に戻ることはない
散逸してゆく自由運動である
このとても薄い赤色の水を蒸発させ
残った残渣を一滴に水にしたすと
一滴の赤いインクができあがる
この赤いインクを
水の中に落とすと
再び赤インクは散逸して
薄い赤色の水溶液となる
この水溶液を蒸発させて
一滴の水を加えると
一滴の赤インクが出来る
能動的に工夫を重ねると
このような現象を
循環的に繰り返すことが出来る
こうした循環的現象を描き
創り出す方法は無限にあり
それを繰り返す自由が主催者に在る
能動的で循環的な自由である
どのようなプロセスを選び
実践してゆくかは自由なのである
ただ
そのプロセスに応じて
循環のしやすさ
循環する確率は変わってくる
循環するや否やで
プロセスの自由は制限されているのである
この様に限られた自由の中で
様々な循環が生命現象として維持されている
生命は選ばれた自由なのである
そして
生命は
自由を選び続けている