情報と機能の安定的循環が真実を創造する
予測可能な運動が持続することで
保たれる秩序がある
このような運動をもたらす原動力が失われた時
命は尽きることになる
*
昨日生きていた
今日も生きている
明日も生きてゆくだろう
この帰納法を成立させているものは
観念だろうか?
それとも実存だろうか?
*
知人の訃報が届いた
「彼は死んでいる」という観念と
「彼は生きている」という観念が交差する
明後日、葬儀という
その時
知覚というフィルターを通して
どちらの観念が真実として
再生されてくるのだろうか?
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メモ
情報は機能して
再び情報として蓄えられる
うまく機能せず
再び情報として蓄えられない情報は
消滅する
情報が機能して再び情報として再現される
この循環が安定して繰り返される過去の実績が
その情報を真実たらしめる
命の情報たる遺伝子も
機能し再び遺伝子として再生する
情報が機能し再び情報へと循環する
この輪廻の繰り返しが
真実を創造してゆく
真実も命のように
産まれ成長し
やがて衰えて死滅する運命にあるのだろう
命として機能し続けることが貴いように
真実として機能し続けることが貴いことだ