ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

なかなかできないアンガーマネージメント


怒ると
頭に血が上り
顔が赤くなり熱くなる


漫画の世界では
この状態で頭にヤカンをのせると
お湯が沸く


怒る当人にしてみれば
お湯を沸かすために怒っているのではない
何かの不都合を怒っているのだ



自分では
怒っていないつもりでも
周りの人には
怒っているように見える時があるらしい


そのような時を振り返ると
怒っている自覚はないが
不機嫌であった自覚があったりする
どうも
不機嫌だと
怒っているように見えるらしい


不機嫌は
怒りの前兆であるのと同時に
怒りを必死で抑えている状態でもあるのだろう
だから
当の本人にしてみれば
怒りを我慢しているのだから
怒っていると考えるわけにはいかない


しかし
周りの人は我慢していることを
直接感じないから
「我慢しているのかな」とうすうす感じながらも
「怒っている」を主眼に感じるのだろう



怒りのレベルがあがると
怒りを我慢するレベルを上げないと
本当に怒ってしまう


何か不都合があると
怒りのレベルと我慢のレベルが
次第に上がるのを感じることができる
この怒りと我慢のバランスが
一気に怒りに偏ると
自他ともに認める
怒りが顕出する


怒りのレベルが上がっても
我慢のレベルも上がっている状態が
怒りの噴出の前段階にあるということだ


この前段階の間に
不都合が解消されれば
表面的な平穏が維持されるということになる


この状態いおいて
当人は怒っていないと自覚して
周りの人は怒っていると認識のだから
不都合が除去されれば
元の平穏に戻りやすくなっている


実にうまくできている


知ってか知らずか
怒りを我慢している間に
周りの誰かが怒りの原因を除去して
元の平穏が再び戻ってくることを
待っているのである


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メモ


動物の喧嘩も
いきなり始まらない


睨んだり
うなったりで終わる緊張状態が
喧嘩に前置されている


大ごとになる前に
何かできる期間が設けられていると
小ごとで済む


しかし
小ごとも積もれば大ごとになってしまうから
小ごともできれば避けたいものである


小言も同じだ


掃除をしないと
部屋の片隅にほこりがたまる


たまらないうちに掃除しておけば良いのは
小ごとも小言もほこりも
同じなのだろう


6秒ルールというのがある
怒りを感じたら
6秒じっとしているという単純なものだ


小言に対しても
このルールは有効だろう


売り言葉に買い言葉は
楽しむものであり
怒り合うものでないほうがありがたい


怒る力と
それを我慢する力
どちらもあることを
便利に使いたいものである

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