ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

絵に描いた餅や神


絵に描いた餅も
絵に描いた神も
絵筆で紙に描くことができる


紙に描かれたものは
紙が劣化するまでは存在していた
しかし今は
紙ではなく
パソコンの画面に
絵が描かれるようになった


すると
絵に描いた餅も
絵に描いた神も
紙ではなく光になった


光が消えると消えてしまう餅や神
そんな存在になった


忙しい時代なのだから
寿命が短くなるのも
仕方がないことなのだろうか?


停電すると
餅も
神々も消えてゆくのだ


そんな時代だ


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メモ


バックライトに浮かぶ文字に
思いをはせる


バックライトは
後光である


後光が消えると
神様仏様の威厳さながら
文字もうつろになるのだろう


文字の背後にある意味を知覚できなければ
文字は文字通り字ずらになり
行間は消えうせるのだ


意味は文字にとっての真の後光だ


このような後光を背負い
生まれてくる命たちにも
このような後光を背負っている
命は
背負うべき背景たちを
系譜を辿りながら
遠い過去へとさかのぼり
後光として現在に蘇えらせる


そんな感じだ


訳が分からない文章かもしれないが
そんな風に感じている


情報は
背後世界から
意味を映し出すの光のもとで
はじめて浮かび上がる存在なのだ


DNAが生きているのではない
それに光をあてる諸々が
懸命に生きているのだ


言葉が生きているのではない
それに光を当てるものが
今、懸命に生きているのだ
そして
言葉を生かしている


かように生かしあい
共役が秩序を維持し
未来が運ばれてくるのだろう


命たちが
懸命に努力して
絵に描いた餅を
未来の現実の餅として
運んでくるのだ


神も
人が運んでくるのだ

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