ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

血液をチープ・ラーニングするコギト


献血啓蒙のキャッチコピーに
「血液はまだ作れません」という言葉があった
「まだ」という言葉が入っている


「血液は作れません」
「血液はまだ作れません」
この両者の間の差異に
時代の違いを感じる
前者は血液をつくるなんてことは
とても考えられない時代の言葉だ
それに対して
後者は
まあ、考えられなくもない時代の言葉だ


それにしても
生命の技術は
人間の技術をまだまだ凌いでいる領域が
たくさんあるらしい


そんな技術を集積してきた
遺伝子システムの基本も
  同じことを繰り返す能力えお基として
  たまに違うことを混ぜてやってみる
  うまくいったら
  そいつを繰り返す
こういったPDCAサイクルだ
このサイクルを
たくさん回すことが
技術革新につながるのだから
人間にもまだまだ回すものが
たくさん残っているということなのだろう


血液はまだ人間には作れない
身体にしか作れないものが
まだまだたくさんある


人間の技術は
そうはいっても未熟のようで
猫やネズミ、ゴキブリの身体よりも
何千年も遅れている技術分野が
たくさんたくさんあるようだ


ーーーー
メモ


AIのディープ・ラーニングも
PDCAサイクルだろう


馬鹿な考え休むに似たりは
チープ・ラーニングだ


チープ・ラーニングを楽しむ余裕が
余暇である


血液の製造などという大変なことは
身体にお任せしておいて
私はチープな余暇を大いに楽しみたい


私のコギトはそんな存在だ


だからだろうか
チコちゃんに
「無知の知を知れ」と
叱られる


ソクラテス(5才)からのお便り?か

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