ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

二つの動詞の同梱

飲んだら乗るな
という標語があります


飲んでも飲まれるな
というのもあります


読んでも読まれるな
というのもありうべきか、、、


言葉通りに「読まれるな」を解釈すると
意味不明かもしれません


読んでも飲まれるな
という感じかもしれません


しかし
豚を食べても豚にならないように
そうそう本を鵜呑みにできません


本に飲まれるのは
取り越し苦労なのでしょう


ちゃんと読みながら
単語や文節に分解消化して吸収しているのでしょう


それでも
胃がもたれ腸が悲鳴を上げるようなものを
飲み込んでしまうことがあるかもしれませんので
注意するに越したことはありません


心地よい消化剤があればありがたいところです


ただ所詮、書物です
読まなければただの紙です
信じなければうその羅列です


自分の中で消化をすれば
毒にはならないはずなのですが
栄養とわずかな毒が混ざっていたり、、、
そういえば
フグは少しピリリとしたほうが旨いと通は言うとか


わずかな毒を毒として
品よく笑える本がいいですね


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メモ
ショーペンハウアー著
「読書について」新光社古典新訳文庫
この題なのに
「本を読むな」がキーワード。
ユニークな本です。


ありがとうございます。

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