次に生まれてくるときには
私のわきに猫がいて
「にゃあ、、、次に生まれてくるときには
私も人間に生まれてくるの、、、にゃあ」
そう鳴いた
私は猫になりたい人間だ
「お互いに
ないものねだりをしているね」
私はしずかに猫の頭を撫でた
そして
猫はしずかに撫でられた
未来のわたしと
未来のあなたへ
なにかをこうかんしたのだろう
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メモ
「次に生まれてくるときには
男がいい?
女がいい?」
くたびれたおじさんになって
ゆめをみることがなくなったので
こんなことをかんがえもしなくなった
次に生まれてくることすらも
なんだかめんどうだ
もう一度生まれてきても
同じように失敗して苦労して
つかれながらすごすのだろう、、、か
若いころは違っていた
夢を見ていた
今とは違う何かになりたかった
このままでいい
このままでいるよりしかたがない
そんなふうにはおもいもしなかった
ゆめをみてみよう、、、、
次に生まれてくるときには
次に生まれてくるときには
次に生まれてくるときには
次に生まれてくるときには
次に生まれてくるときには
次に生まれてくるときには
次に生まれてくるときには
雲が流れてゆく
次に生まれてくるときには
次に生まれてくるときには
次に生まれてくるときには
次に生まれてくるときには
次に生まれてくるときには
次に生まれてくるときには
次に生まれてくるときには
木々が揺れている
次に生まれてくるときには
次に生まれてくるときには
次に生まれてくるときには
次に生まれてくるときには
次に生まれてくるときには
次に生まれてくるときには
次に生まれてくるときには
星が煌めく
ああ
また地球に生まれてみたくなる