ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

外延する魂の企みをいさめる


他者を操るということは
他者に操られるということの
裏側だ


意識は
自分の身体を操っている
それにとどまらず
他人の身体をも操ろうと外延する


この企みを果たすため
意識は
自身の身体の声のみならず
他者の身体の声に耳を澄ます
そして
言葉を操り
他者の声を聞く


荒ぶれて命令するばかりでは
袋小路の意識になり下がる
そのことを
意識は無意識に知っているのだろう


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メモ


身体にムチ打って働くことがある


長距離走では
鳴け叫ぶ身体にムチ打って
足を前へ前へと進めてゆく


身体にひより
足を止めることもある


マラソンをしている間
意識と身体は様々な会話を繰り返す


これほど
親密で正直な会話ではないけれど
意識と他者の身体の間にも
様々な会話が交わされる


いじめる側の意識にも
いじめられる側の意識にも
様々な声が湧き上がる


意識は
その声に操られる


意識は声たちを操っている
そしていつしか
その声たちに操られるようになってゆく


「ああ、
 このままでよいのか?
 どこへいくのか?」


声たちが渦巻く意識の中で
時には
叫びあう声たちを鎮めて
静かな気持ちを持ちたくなる


外延する意識の企てを
正当化してばかりしていては
意識の機能を
半分も使わないことになるのだろう


アクセルばかりでは
私も他社も疲れてしまう
ブレーキも必要だ

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