ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

利他-利己  恩恵が循環する


チューリップの花は
夏の間に
球根を大きくして
春に
大きな花を咲かせる


人間も
利己的に何かを吸収し
それを様々なかたちで蓄え育ち
利他的な花へと変えてゆく
そんな生き物らしい


交感神経ばかり高ぶっていても
副交感神経ばかり高ぶっていても
調子が悪いように
利他ばかりでも
利己ばかりでも
疲れてしまう


利己と利他がうまくかみ合い
その調和の中に
健康な精神が宿るのだろう


精神が病みそうに思えたら
利己を強くしてみたり弱くしてみたり
利他を強くしてみたり弱くしてみたり
自在に操れるようになれれば
とてもとてもありがたい


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メモ


近しい人に対して
利己的な要求をし
利他的にもふるまう


相手からも
利己的な要求がなされ
反面
相手の利他的な振る舞いにより
恩恵を受ける


見ず知らずの人には
あまり利己的な要求もしないし
されることもあまりない
ありきたりの関係だ


時と場合により
利己性が強くなったり
利他性が強くなったりする


このような強弱の波の中で
恩恵が利他から利己へと流れてゆく


道徳や
倫理はこの恩恵の流れの堤防だ
だから
決壊しないように
工事修繕され維持されている


善への賞賛と
悪への批判だ


どこがすごいのか
どかがわるいのか
わからなくても
批評を聞き
蓄積し
自分なりの善悪を咀嚼してゆく


悪ということばが
利己を抑止し
善という言葉が
利他を促し
私の中の
利己と利他のバランスが崩される


いや、、、むしろ
バランスを取ってもらっている
・・・・のかもしれない


いずれにしても
上手に
球根に栄養を蓄えて
花を咲かせたいものである


球根のない花は
すぐに枯れてしまう


利他ばかりでは
枯れてしまい
利己ばかりでは
つまらない


そんな思考循環の中で
倫理や道徳が育まれる

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