ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

小さな命に向く意識


小さな命が
動いている


その小さな命だけを見ていると
頭の中で
その小さな命が
どんどんどんどん大きくなる


右へ動き
左へ動き
上へ
下へ
動き回る


動くたびに大きくなる


小さな虫以外へ向く意識が
どんどん小さくなるからだろう
その小さな命の他には
何もないような錯覚の中にいる


小さな命が
藪の中へと消えて見えなくなった
すると
記憶をたどりながらも
小さな命も消えてゆく


小さな命は
私自身のことでも
あるのだろう


ーーー
メモ


意識が向いている存在は
大きく
濃く
粘着質になる


主体と客体の関係は
主体の意識と
客体の性質からできている


相互に
主体であり
客体であると
調和が図られたり
敵対が生まれたりする


調和が図られる場合
客体の魅力が語られ
敵対が生まれる場合には
客体の嫌悪が語られる


魅力ある客体も
嫌悪ある客体も
意識の中で大きくなる


何を大きく育ててゆくのか?
決めているのは
誰だろう


自分でちゃんと育てているだろか?


ちゃんと自分を育てているだろか?

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