ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

身勝手を遮断する垣根の中で守られる


自由であるためには
放置してもらう必要がある


放置してもらうためには
依存しないようにしなければならない


独立性を確保したうえで
自由を満喫しなければ
身勝手な寄生虫になってしまう


独立した悠々自適な自由人


身勝手な寄生虫ほどではないにしろ
周りからすれば
迷惑な存在にもなるのだろう


独立していればしているほどに
自由人の身勝手を止める術が
見当たらないのだ


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メモ


お金を欲しがらない人を相手にするのは大変だ


制御が効かない


「人から
 いい人と思われなくてもかまわない」
そう思う人を
相手にするのは大変だ


自由奔放にふるまって
誰に何と思われようと平気な人ほど
扱いにくいものはない


人目を気にして
世間がまとまる


自分はどう思われても良い
そう思う人が増えてゆくと
世間は荒れてゆく


社会には
分断する自由がある


依存を捨て
分断する自由がある


部族ができ
国ができる
原動力だ


あの人たちには
どう思われてもかまわない


そんな垣根を作る自由が
社会にはあるようだ


このようにして
分断された社会の中では
その分断した垣根を
高く立派に仕立てることになる
その過程で
垣根を下衆なものと蔑む自由が制限され
垣根を素晴らしいものと称賛すると褒め称えられるようになる


分断された社会の中では
自由ではいられない
かといって
社会への依存を断ち切れないから
自由は遠のく



垣根の向こうの人たちは
垣根の向こうの理屈に従う


これらの理屈は
垣根のこちら側では身勝手な理屈といわれるものばかりだ


ゆがめられた理屈と
歪められた理屈が
垣根を挟んで
対峙する


それぞれの社会の中で
自律的に自由を抑圧しながら
垣根を挟んで対峙する紛争


紛争の火の粉の飛散を防止するために
垣根がますます積み重なってゆく
理屈の交流がむしばまれてゆく



垣根を守り補強する統制の中に
巻き込まれまいとしても
巻き込まれてゆく
そんな社会の自由の抑圧の渦に
わたしも身を任せているのだろう


そう思わないと
もっともっと
その渦の中に
深く深く身を任せてゆくことになるのだろう

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