ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

理屈との付き合い方あれこれ


理屈はプレゼントに似ている


存在するだけでは足りない
受け止められ共有されて初めて有意義に機能する


受け手が喜ぶプレゼントもあれば
受け手が悲しむプレゼントもある


受け手を喜ばせるプレゼントは
送ればすぐに受け止められて共有できるけれど
受け手を悲しませるプレゼントは
送っても拒否されて機能することはないだろう


理屈は武器にもなる
悲しみと怒りを導く武器となる


このような目的を持った理屈が
次から次へと開発され
より攻撃的な理屈へと進化しながら
互いに送り続けることがある


口げんかだ


戦争のように
身体を危険にさらすものではないかもしれないが
心が蝕まれる


相手を貶めるネガティブな理屈ばかりを
お互いに考えて送りあえば
精神が病む


やはり
理屈は
共有できるものを
目指すのが王道だろう


緻密さや
厳密さが失われても
共有できる理屈が
とても重宝だ


時に
事実とかけ離れていても
とても重宝になるから
とんでもない理屈も共有される


これが
現実から遊離した思考ができる
人間の特権なのだろう


これが
生きる助けになったりもするのだから
現実的な理屈よりも
空虚な理屈が重宝される事態が現れる


理屈はプレゼントに似ている
重い現実よりも
空虚な夢をもらいたい時がある

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