ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

夢が現実に立ち向かう場としての命


理屈の上では
理想がきらびやかに描けるのだけれど
現実は
現実しか描いてくれない


そんなように
現実は融通が利かないから
困ってしまう


それでも
理屈は
現実に向かって立ち向かい
懸命に努力を重ねて
理想を追い求める


あんまり頑張りすぎて
暴力を使ったり
お金にものを言わせたり
餌を撒いたり
逆に兵糧攻めをしてみたりして
理屈が現実をいじめるのだけれど
なかなか現実は変わらない


たとえ変わったとしても
無理をして変えた現実は長続きしないから
また
理屈は
現実に立ち向かうことになる


それでも
理屈は戦いをやめないから
たくましい


そんなたくましい紆余曲折の歴史の中で
学んだ智慧が体の中に染みついているのだろう
いつまでも
現実に向かい立ち向かい戦う理屈たちが
力強く
今日も命をつないでゆく


DNAが思い描く理想は
果てしない広がりの中にある


どんな理想へ向かおうが
現実にあらがう努力を続けてゆけば
それでよいということなのだろう


理想が実現するということではなく
努力が続いてゆければいいのであろう


命は
継続という理想を秘めた理屈の群れが
現実に立ち向かう
そんな努力の賜物だ

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