ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

空の色


晴れても
曇っても
空は空だ


泣いても
笑っても
私は私だ


何時生まれても
どこで生きても
私は私になるのだろう


そう
私には
中身がない
私は入れ物


花瓶であり
コップである


また空の色が変わり始めた
色が空に広がり始めた


変わらぬものを求めれば
それはこだわりだろう
かっこよく言えばポリシー?
愛?
それとも情熱?


茜色の空が美しいと思う時がある
藍色の空が美しいと思う時がある
その美しさを手に取るため
写真を撮り
絵の具を塗り
言葉をつづる



オリジナルから写し取ったコピーたちが
私という器の中に満ちている


空も器であるようだ
空の色も
写し物なのかもしれません

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