ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

制限と自由の狭間で偏在が進行する


ホルムズ海峡を
たくさんの荷物を積んだ船が行き来する


地球には偏在がある


偏在しているものを
必要としている場所へと運ぶために
ホルムズ海峡を
沢山の船が行き来する


地球に偏在しているものは
資源や技術ばかりではない
貧富も偏在している


偏在しているものを
もっともっと偏在させるようにと
ホルムズ海峡を
沢山の船が行き来する


地球には
見えない壁が沢山ある
その壁が
自然に老朽化してしまったり
壊されたりしてしまう


だから
それを防衛したり
また作り直したりする


人間は忙しい
生き物もまた忙しい


必要なものを偏在させながら
秩序が維持されている


水たまりの中の
ミジンコたちも
自分の中に資源を偏在させようと
日夜ピコピコ動き回る


隣のミジンコたちと
互いに配慮しているのか
配慮していないのか
よくわからないありさまで
日夜ピコピコ動き回る


配慮もないけれど
攻撃しあうこともあまりないようだ


単純に
正々堂々と動き回る


これに比べて
人間は忙しい
動き回るばかりにとどまらず
お隣を配慮したり排除したりするから
なおさらに忙しい


なおさらに
偏在が加速する


そんな偏在が加速する中
制限は反抗を導き
自由は格差を導くから
一直線には偏在が進まない

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