反応系 f(オリジナル)→コピー が形而上
知覚は
体験と記憶の橋渡しをしている
このことを数式で表すと
f(体験)= 記憶
体験が記憶へと変換されるというわけだ
f’(言葉)= 意味
これは
言葉が意味へと変換されるということだ
これとは逆方向の変換として
f”(意味)= 言葉
と記載することもできよう
様々な反応系が関数のように機能している
わかりやすさもあって
左右の辺を「=」で結んだけれど
「=」で結ぶほど演繹的に等価ではなく
「→」で結ぶような帰納法的蓋然性の関係といった方が
より正確だろう
f(オリジナル) → コピー
こんな感じだ
知覚も言語も
このような帰納法的蓋然性が前置され機能するシステムであり
このような反応系は
言語や記憶の形而上的存在である
生命活動を支える
セントラルドグマも
三組塩基とアミノ酸の関係等が
形而上的に酵素反応として維持され機能している
社会秩序も
法律や倫理道徳などの
形而上的存在により
秩序が保たれている
形而上は
身近な定型的反応の中にある
この定式により
様々な関係が創造されている
方法においても
機能においても
相対的な存在を創造する
きわめて汎用性のあるツールである
蓋然的変換関係の構築が積み重なり
複雑な因果関係も形成されている
f(オリジナル) → コピー
この変換関係が崩壊し始めると
システムは機能不全に陥る
言葉が通じなくなると社会秩序が混乱する
毒で酵素が働かなくなると
生体反応が滞り
生命秩序が崩壊する
f(オリジナル) → コピー
この変換関係の束が
形而上にあり
さまざまな因果関係を支配している