ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

矛盾を超える時間の使い分け


冬には鍋料理がありがたい


夏には冷やし中華が良く似合う


身体が欲しているのだろう
夏には夏の身体があり
冬には冬の身体がある


四季折々の身体に合わせて
四季折々の意識が働く


春の意識が
秋の意識に歯向かうこともなく
冬の意識が
夏の意識に流儀の違いを説教することもなく
時間を分有しながら
共存している


多様性というものは
状況に合わせて自分を変える技術があって
はじめて花開く文化である


臨機応変
冬には鍋
夏には冷やし中華である


さっき言ったことが
状況に応じて覆される


自分らしい時間も
自分らしからざる時間も
目まぐるしく入れ替わる


この入れ替わりについて行けないと
冬に冷やし中華を食べることになり
夏に鍋を食らうことになる


急がば回れ
少し間を持ちながら
自分を入れ替え
臨機応変を愉しまなければならぬのだろう


臨機応変の時間の綾の中で
矛を矛らしく
盾を盾らしく保ちながら
時間を分かち合っている

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