現実には制約がある

思考にも制約がある

この制約がそれぞれに異なるから
現実と思考の間に齟齬が生まれ
現実と思考の間に争いが生じる
思考と思考の間に争いが生じる
現実と現実の間に争いが生じる

このような争いを抑えるために
それぞれに同じ制約をすればよいのだけれど
思考が自由を叫び
制約を除去してしまう

私の中のいくつかの思考が
私の言うことを聞かずに
私を自由の方向へと導こうとする

争いの種である

この種を
私は育ててしまうのだろうか？
それとも踏みにじるのか？

きっと紙一重のところで
分かれ道があるのだろう

この分かされが
どこから来るのか
私にはわからない

現実から来るのだろうか？
それとも思考の側からだろうか？

答えは
待つより仕方がないのだろう

現実がどのように変わってゆくのか知覚するのだ
思考がどのように変わってゆくのか知覚するのだ

知覚の連続の中で
何が混ざり合い
何が生まれるのか
知覚するのだ