ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

論争という仲間割れ


言葉を覚えるということは
言葉そのものと
言葉が指し示すものとの関係を覚えることであり
発音を覚えたり
書き順を覚えたりするだけでは
不十分である


異国の解読されていない言葉について
仮に読み書きをできたとしても
その意味が分からなければ
言葉を覚えたとは言えない


魂を入れていない偶像のようなものだ


偶像を拝むことの意味を知ってこそ
偶像を崇拝することになるように
言葉の意味を知りながら
言葉を話し書き聞かなければ
言葉を覚えたとは言えない


このように
言葉は祈りのようなものである


同じ思いを共有する
そんな願いを込めて
言葉を話す


同じ思いを共有しよう
そんな思いを込めて
話を聞く


言葉を交わし
意味を共有する


言葉を交わし
魂を共有する


同じ魂を共有すると仲間になり
同じ魂を共有できないと敵になる


共有することを土台とする言語の上で
共有を土台として異質をつくり争う


論争は
そんな
共有を土台として仲間割れだ

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