ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

「聞く」と「話す」の間の非対称性


会話には
「話す」側と
「聞く」側がある


どんなにいい話であろうとも
聞く耳がなければ
話は届かない


受け入れる
受け止める
受け流す
反発する


聞く耳にも様々な反応がある


だから
これを予見して
「話す」側が工夫を凝らす


子供相手と
大人相手とでは話し方が違う
親しい人か
仕事の中か
遊びの中かでも話し方が変わってくる


「話す」は刺激であり
「聞く」は反応である


この非対称の中で
発信の技術と
受信の技術が共進化している


「聞く」技術が「話す」技術を育て
「話す」技術が「聞く」技術を育てている


「話す」と「聞く」が非対称でありながら
向かい合っている
そこに共進化の場ができる


ただ話しているのではない
ただ聞いているのではない
様々な進化してきた技術が詰め込まれて
様々な装いで成立している刹那の連弾だ

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