ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

きままな 猫と暮らす夢


貧しい時代
庭先で飼うのは
食材となる動物だった


鶏も
兎も山羊も食用だった


生きる術と求めて
動物を飼育した


今は
家族として
ペットを飼育する時代になった


昔から
犬や猫をペットとして飼育していたが
余暇として飼育されていたところ
いまでは
生きる意味を求めて飼育しているようなところがある


生ることは当たり前のことになり
ただ生きているだけでは
生きている意味が枯渇しまうようになったように思える


ただ生きているだけでは
物足りない
この生きる能力の余力を
人間以外の
魅力的な生き物に分け与え
生きる能力の余力を
生きる喜びへとすり替えているのだろう


こんな恵まれた時代が急変し
食糧難になったら
生きる余力がなくなり
家族同様のペットたちにも悲劇が始まろう


私は今
猛烈に猫を飼いたい衝動に駆られている
この飼育にかかる費用や労力をいとわず
猫を飼いたい衝動に駆られている
思い始めて
かれこれ3年は経つだろう


こんな私の我慢を支えてくれているのは
私の気ままさの余力を
猫にとられたくないと思う強い気持ちだ


私より気ままな猫が来たならば
私は
気ままを我慢しなければならなくなるのだろう


猫の世話に明け暮れる幸せを思いつつ
また一日
猫のいない生活を全うする

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