ルアーなお金たち、言葉たち、命たち

砂上の楼閣を上手に維持する共役反応の数々に感謝です。ルアーは反応の連鎖の象徴です。

生命と思考


演繹法は
演繹が成立する条件を満たすときに成立する


環境が変われば
条件を満たすことが無くなる可能性もありながら
通常であれば
その条件が満たされているという暗黙の了解の中で
その条件を無視することにより
演繹法は成立している


帰納法も同じだ


科学は
この条件を見出すために努力を重ねて来たし
これからもそうだろう


そして
この条件を知り尽くした上で
あらゆる条件で成立する法則を見出そうとしている


この無条件を求める点において
科学と清美恵は大きく齟齬している


いきられる条件で生きているのが生命だ


成立しない条件があっても
それを排除して
「絶対法則」のように扱い
生き抜いてゆくたくましさが生命にはある


科学の目で見た生命は
どんな些細な生き物であっても
認識しきれないほどのたくさんの条件に満ちている


この条件を予定調和として生まれてきて
実際に満たしている能力が生命の尊厳だ


絶対的な無条件で生き残るのではない
様々な条件が幸運にも揃っているから生きられる
逆説的なのだが
だからこそ
生きていることに尊厳が生まれる

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